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《音をもっと楽しんでいただくために》
〜CD帯裏の録音解説 続き〜


◆於菊稲荷神社でのレコーディング
於菊稲荷神社のレコーディングは「於菊さんが見守ってくださる中でお唱えしたい」という宮司さんのたってのご希望で、高崎にある於菊稲荷神社の御神殿で行いました。通常のレコーディングと違い、防音されていない御神殿で録音するのは外の雑音の影響を受けてしまいます。そのため録音は深夜に行いました。(「深夜の神社でも大丈夫なの?」と心配された方、識子さんにお聞きして大丈夫だそうです。願掛けではなくレコーディングということ、神職さんも於菊さんも神様も立ち会われておりますから問題なしです。)
 レコーディング当日は、運よく晴れた日でした。雨天でも決行の予定でしたが、そうなると雨の音入りの祝詞になります。季節は秋の夜、となると秋の虫たちが鳴いています。「心の中の神社参拝」の効果音に虫の音が混ざっているのはこのためです(効果音もほぼ於菊稲荷神社さんで録音しました)。よく聞いていただくと、祝詞にもうっすら虫の音がかぶっています。これは、秋の季節の於菊稲荷神社の音、ということでご理解いただければと存じます。

◆真言宗智山派 円能院さんのレコーディング
お声がよいと評判の、由緒ある川崎市の真言宗智山派円能院のご住職にご縁をいただき、般若心経と諸真言をお唱えいただきました。ご購入されたお客様は、御真言を授かりたいと何度も繰り返して聞かれることと思いまして、ノイズを極めて少なくして集中して聞いていただけるように、こちらはスタジオでの録音を行いました。
レコーディング時にご住職にご持参いただいたおりん(お鈴)が、ソルフェジオ周波数として知られる528Hzで作られたもの、というお話でしたので、その場で周波数を検証してみたところ間違いなく528Hzでした。般若心経や諸真言を繰り返して聞かれるたびに、癒しの528Hzのおりんの音が心地よく響くことと思います。

◆真言宗智山派 川崎大師平間寺でのレコーディング
企画当初にはなかった川崎大師さんは真言宗智山派の大本山の一つである川崎大師平間寺さんの御法要の録音は、ご関係者様のご縁とご厚意により有難く実現しました。そしてなんと御貫首による護摩焚き供修法を、大本堂で録音させていただけることになりました。
この録音の大きなポイントは、その規模です。お経のCDはたくさん世の中に出ていますが、通常のお経CDはお経を聞くためのものなので、2〜4本くらいのマイクで録音されていることがほとんどです。でも今回は、弘法大師がご本尊として、また不動明王、愛染明王が脇侍として鎮座される大本堂の空間をまるごと録音するために、合計15本以上のマイクを使って録音しました。護摩焚きの火音から、大太鼓の鳴音までしっかりと録音しております。また、ご貫主の前にマイクを立てお声を録音しておりますので、通常お背中越しに聞いているお経を、皆様に向かってお唱えいただいていることになります。
また、録音の際には於菊稲荷神社と同じように防音施設ではないことから、外の雑音などの関係で何度かテイクを重ねたのですが、素晴らしいことに川崎大師さんは、録音用ではなく、全て本物の護摩焚きをしてくださったことです。

この録音の全ては、桜井識子さんの、「購入してくださる皆様のために本物の神職さん、ご住職さんの祝詞やお経、真言のCDにしたい」というご希望のもとに、関係者全員が心を込めて制作したアルバムです。どうぞお楽しみいただければ幸いです。